モノポーラについて

モノポーラの使用

モノポーラを使用の際には対極板が必須です。対極板がアクティブ電極からでた電流を吸収し、器械に戻す役割を果たします。

対極板を使用する際は、生理食塩水で湿らせたガーゼを敷き、体に広く接触させ通電をよくすることが望ましいです。 ハンドピースの持ち方はペンシルグリップで持つのが一般的です。

親指か人差し指でボタンを押す形になります。使用時には刃が広い面積で接触すると電気効率が悪くなるので、接触面積を減らすことが望ましいです。

切開モードには、ピュアモード、 ブレンドモード、 バリーラブモード(ForthTriad)などがあります。

モノポーラの止血

モノポーラの止血(凝固モード)には大きく分類すると2種類あります。

放電凝固法と接触凝固法の2つです。 これらは機械によって呼び名が違う場合がありスプレーモードファルギレーションモード, フォースドモード(コアグモード)などとも言われます。放電凝固法は刃先で火花放電を発生、出血地点が乾燥して収縮のち閉塞させます。

放電凝固法の応用としてスプレーモードがあります。スプレー凝固は刃先を目的組織からわずかに離し、強い出力パワーで火花をスプレー上に発生させることで行うことができます。

臓器からの出血時、広範囲で表面的な止血に最適です。

接触凝固法は出血部位に直接電極を接触させ、低電圧の出力で組織深部まで止血します。また鉗子等で血管をはさみ、電メスの刃先を鉗子に触れさせることよって凝固させる、バイポーラと類似の使用方法も可能です。

さらにマーチン社製のMaxiumマキシウムには、エアビームと呼ばれる非接触凝固モードがあります。これはアルゴンビームに近い放電を行うことが可能です。

モノポーラの各種モードについて

モノポーラの切開

ピュアモード

ブレンドモード

モノポーラの止血(Coagモード各種)

スプレーモード

コアグモード

注意すること

止血が不十分の場合、つい長時間電メスを使ってしまいますが逆効果であることがあります。

これは焼け焦げが付着して電気抵抗ができるからです。(組織が一旦乾燥して炭化する。) 刃に凝固した血液や物や炭化物があると電気抵抗が増し、通電を妨げてしまうのでこまめに拭く必要性があります。

刃先を拭いても通電が悪いと感じる場合は、対極板と患者さんの体が接している面は十分か、敷いているガーゼは乾燥していないかなどを確認。接触凝固法は電極と組織の接触面積、摂子ではさむ組織量を減らすなどのチェックを行ってください。

モノポーラの種類

※画像をクリックすると各デバイスの商品紹介のページへ移動します

モノポーラ ハンドピース


モノポーラ ブレード電極

カット、凝固どちらとも効率よく使用できます。


モノポーラ ニードル電極

繊細な組織の切開に低い出力で使用します。


モノポーラ ワイヤーループ電極

小さい腫瘍やイボとりにカットモードで使用します。


モノポーラ ボール電極

組織に接触して凝固する際に使います。低い出力での凝固も可能です。


ハンドピースと電極の間に入れる延長軸についてはこちら