医療現場に人口知能が導入されたらどうなるのか

日経デジタルヘルスに、AIが医療現場に導入された近未来のシミュレーションが掲載されています。
シミュレーションでは人間の医療現場にAIが導入された場合を想定していますが、どうなるのでしょうか?

AI(人口知能)とは

登録された判断基準に従って、ユーザーから入力された問題に対して答えを提示するプログラムのことです。
最近では世界中の論文や画像を学習して、学んだ内容から答えを提示するような人工知能もあります。

医療分野では患者の遺伝子情報から短時間で白血病のタイプを見抜き、使用する抗がん剤の種類まで提案したIBMのワトソンが有名です。
ワトソンはガン研究に関する2千万件の論文を学習しています。

医療分野以外では、きゅうりを作っている個人農家の自動仕分け機での活用例もあります。こちらはAIというより、ディープラーニングがメインの事例ですが…。

データを入れるだけで想定される疾患がリストアップ

シミュレーションでは患者さんは症状を入力するだけで、後はスマホやロボットから自動的に日常の活動量データやロボットのセンサーで計測した結果が転送されてきて、AIが想定される疾患をリストアップしています。
データ入力がある程度自動化されているため患者、医師の双方に対する負担がかなり軽減されている事がわかります。

動物医療の場合

ペットは体調が悪くても人間とは違って具体的にどう体調が優れないのかを伝える手段がありません。
そのため、動物病院での診察でAIを活用する場合は日常における活動量や心拍数などのデータがますます重要になるのではないかと思います。

最近のペット(犬)向けのウェアラブルデバイスでも活動量だけではなく、心拍数からその時の感情を推測するような機能がついた商品も出てきています。
今後、ペットに対するウェアラブルデバイスの装着時の負荷が軽減されて、ペットオーナーに商品が広がれば日常的な活動量、心拍数等のデータが取得できる機会が増える可能性があります。

また、各地の動物病院の電子カルテを一つの大きなデータベースに登録することができれば、AIにそれを学習させてより的確な診断ができるようになります。
既に人間では患者情報のデータベース化の検討が進んでいます。
近い将来、動物向けにも同様のサービスが開始されるかもしれません。

情報元

202X年、医療現場に人工知能がやって来た-日経デジタルヘルス

AI、がん治療法助言 白血病のタイプ見抜く-日本経済新聞

キュウリ農家とディープラーニングをつなぐ TensorFlow-Google Cloud Platform Japan Blog